ジェネリック医薬品

ジェネリック利用促進のご案内

当健保組合では、「現在使用されている新薬(先発医薬品)」を「ジェネリック医薬品」に切り替えた場合に自己負担額の削減となる方を対象として、ご案内をお送りしています。
なお、送付対象者は削減効果額毎に抽出し、医療費負担軽減を目的とした最適な効果を見込める対象者を随時、選定しています。
ジェネリック医薬品に切り替えた場合、ご家庭のお薬代の節約だけではなく、みなさまの納めた健康保険料の中から支払われる医療費(健保負担額)の削減にもなります。さらには、国の医療費削減にもつながる事業となります。
みなさまのご理解、ご協力をお願いいたします。

実施時期

  • 10月~翌年9月の診療分 ⇒ 毎年2月に通知
  • 11月~翌年4月の診療分 ⇒ 毎年8月に通知

ジェネリック医薬品の正しい知識

ジェネリック医薬品とは?

イラスト

新薬は、研究・開発から発売までに10~15年くらいの長い期間と、数百億円もの膨大な投資が必要といわれています。そのため、特許を出願してから20~25年間は、開発した製薬会社が独占的に製造・販売することができます。しかしその特許期間が終了すると、他の製薬会社が厚生労働省の承認を得て、同じ有効成分の薬を製造・販売することができるようになります。これらの医薬品を総称して「ジェネリック医薬品」と呼びます。

ジェネリック医薬品はこんなにお得!

新薬が膨大な期間・費用をかけて開発されるのに対して、ジェネリック医薬品は研究開発期間が3~5年、開発費も格段に少なくてすみます。そのため、新薬と同等の有効性や安全性をもちながら、価格は平均すると約半分に抑えることができるといわれています。 高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの慢性疾患では、薬の服用は長期間に及びます。そうした患者さんにとっては、ジェネリック医薬品の存在はとても大きいといえます。

ジェネリック医薬品を利用するには?

イラスト

このように患者さんの経済的な負担を軽減できるジェネリック医薬品ですが、現在治療中で、ジェネリック医薬品に変更されていない場合は、一度医師に尋ねてみましょう。なかには、そうしたことを医師に聞きにくいという方もいるかもしれません。そうした場合に役に立つのが「お願いカード」です。病院などの医療機関に受診する際や薬局で処方してもらうときに、健康保険証や診察券、処方箋と一緒に「お願いカード」を提示すれば、ジェネリック医薬品を処方してほしいという意思表示になります。 また、ジェネリック医薬品を上手に利用するには、自分の病気のことをわかってくれている「かかりつけ薬局」をもつことが大切です。そのためには、患者さんが自分の意志で薬局を選ぶことができる「院外処方箋」をもらうことも重要です。

ジェネリック医薬品を多く常備する薬局を探すには?

イラスト

日本ジェネリック医薬品学会では、積極的にジェネリック医薬品を取り入れていたり、患者さんからのジェネリック医薬品に関する相談に積極的に応じている薬局に、「ジェネリック医薬品推奨マーク」を配布しています。 ジェネリック医薬品への積極的な取り組みと同時に、300種類以上のジェネリック医薬品を備蓄している薬局には「Goldマーク」を、患者さんからのジェネリック医薬品への変更依頼や相談に積極的に応じている薬局や病院は「Silverマーク」を配布しています。 ジェネリック医薬品に関する相談や変更ができる「かかりつけ薬局」を探すときは、これらのマークが表示されているかどうかを目印にするとよいでしょう。

このページのトップへ